【解説】
アンティークチェアー及びオットマンの色褪せの復旧をご依頼頂きました。
アンティークチェアーは全体的に色褪せて革の地色が露出している状態。
オットマンは色褪せが始まる状態です。
修復は、色褪せていない部分に合わせて配合した顔料と染料を周囲と違和感の無いように、
擦り込みや吹付を適切に行いエイジングを行います。
キズ等のダメージ部分は特に顔料で隠蔽する必要があります。その上で使い込んだ風合いっぽく見えるように、複数色の顔料と染料を革に乗せていきます。
保護クリアーも新品革のマット感と異なり、使い込んだ革に見えるよう、ツヤを強めに掛ける等、単色のベタ塗りと異なり、施工者のセンスや感性が問われる復旧施工です。
※、画像の色の違いは、照明の違いによるものです。