【解説】
ソファーのメンテナンスと、部分リペアを承りました。
正面から向かって右側の座面に、塗料の荒れが生じておりましたので
左側の座面・アーム部分の色に合わせて調色し、リペアしていきます。
この”塗料の荒れ”は、顔料仕上げの革の場合、経年変化として現れるものです。
塗膜(塗料の膜)の下の革自体は、まだまだ劣化しておりませんので、
この段階でリペアをすることによって、より長くお使い頂ける状態になります。
一見汚れていないように思われるソファーも、クリーニングしてみると汚れが付着していたことがわかります。(写真二段目参照)
クリーニング後は、良質な革用の保護クリームを塗布し仕上げます。
しっとりとやわらかく、艶の出ないマットな仕上がりが革の上品な質感を引き立ててくれます。
今回のリペアは全体ではなく座面のみでしたので、お客様にご理解いただき、
周囲の養生をしたうえでお部屋の中で施工させていただきました。
施工は凡そ4時間を要しましたが、お客様にご理解いただき
作業環境を整えて集中した施工が出来ました。
ご用命くださったこと、お気遣いいただきましたこと、又HPへの掲載をご快諾くださいましたこと
恐縮ながらも誠に有難く、感謝申し上げます。
今後供、何卒 宜しくお願い致します。