【解説】
直径1cm程の穴の補修を承りました。
施工を始める前に、仕上がり具合や質感等でお客様とお打ち合わせを致します。
その段階で補修したほうが好ましいと思われる傷等を見つけますと、スタッフから施工をお勧めさせていただく場合がございますが、今回他に目立った損傷等はありませんでした。
オーナー様が大事にお乗りになられていらっしゃるのですね。
別の革で裏打ち→革用のパテで形成後、お馴染みのカラートリートメントを行います。
今回のように革の一部が脱落している場合、周囲と極力違和感が出ぬよう注意しなければなりません。
軽微な傷のように見えますが、作業は3時間を要しました。
仕上がりをご覧頂いて、オーナー様にお喜び頂き、恐縮でございますがお褒めのお言葉も頂戴いたしました。
又、生憎の雨の中ご足労くださいまして誠に有難うございます。
雫をまとった911カレラも、とても格好良かったです。