【解説】
リアシートに着いてしまったタイヤ痕のリペアを承りました。
レクサスの革はセミアニリンと、大変やわらかく塗料(顔料)が薄いタイプの良質な革です。
タイヤ痕はクリーニングでは落としきれず、又 カラーリングを施しましても
数日間後には塗料の膜を貫通してまた痕が浮上してくる可能性もございます。
カラーリングの作業の前に、革の表面についているタイヤ痕をとりました。(写真中央・右側)
表面の痕は薄くなったものの、革の繊維の奥まで染み込んでいる為、まだうっすらと痕が見える状態です。
セミアニリンの質感を失うことなく、カラートリートメントを施し完成となります。(写真下段)
施工完了日から1ヶ月ほど経過をみても、タイヤ痕が浮上してくることなく状態を保っております。
今後浮上してくる可能性は低いと考えて良いでしょう。