RollsRoyce PhantomⅢ 内装一式 カラートリートメント

before

after

【解説】

数十年前のロールスロイス、純正シートのリペアを致しました。
塗料は粉状に乾燥し、革も脱脂され亀裂が生じておりました。

正直に申し上げますと、経年劣化により革に亀裂が入る程のものは
リペア後 どの程度の期間その状態を維持できるということはお約束できません。
ただ、こちらのロールスは純正シートが残っていること自体がとても貴重な車種でございます。
オーナー様のオリジナルを大切にされるお気持ちから、リペアをさせていただくことになりました。

シート色は、ロールスロイスの色を再現するというものではなく、オーナー様のイメージされる色調をカスタムメイドいたしました。
ダンボールの色調が良いとご相談いただいておりましたので、
私共がイメージするダンボール色を三色ご用意し、その中から一番お気に召されたものを使用しました。
少し赤みがかり明るい色調で、完成時には内装全体が華やかな雰囲気に一変いたしました。